今年の最初の２つのリリース、Lazarus （ラザロ）とAtlas （アトラス）は、テストネット・ネットワーク向けにリリースされました。2022年のHydranet DEX の最後で最も重要な段階は、Phoenix （フェニックス）バージョンのリリースです。このリリースで、Hydranet DEX はメインネット・ネットワークに移行します。そうして、DEX のユーザーはクロスチェーンで実物資産を取引できるようになります。

このバージョンでは何が待っているのでしょうか？

Hydranet DEX では、資産の保管、オフチェーン・クリアリング、流動性サービスがこのバージョンでフルに利用できる事を約束します。

複数通貨対応ライトウォレット (Multi-Currency Light Wallet: MCLW)：

DEXタブで使える全ての取引ペアの資産がこのウォレットで利用できます。主要な資産は以下の通りです。

Bitcoin / BTC
Ethereum / ETH
Litecoin / LTC
USD Coin / USDT.

USD Tether / USDT
Arbitrum / AETH
Hydranet / HDX

取引所 :

Hydranet DEX は、トレードのために２つのセクションを提供しています。１つはシンプル・スワップで、もう１つは DEX です。どちらも今回のリリースでは実資産を使ったクロスチェーン・スワップを提供しています。シンプル・クリアリング・サービスでは、オーダーブックは使用されません。その目的は、２つの資産を迅速に取引することです。DEX のインターフェースには、オーダーブックや取引履歴など、通常の株式市場のツールが含まれています。Phoenix バージョンでは、前２回のリリースで安定させたこれらの機能を利用することができます。取引できるペアは以下の通りです。

AETH - HDX
BTC - ETH

BTC - LTC
BTC - USDC

BTC - USDT
ETH - USDC

Hydranet チームは、流動性の状況や需要に基づいて、さまざまなペアを追加することができます。取引ペアの数は、前述の条件を考慮し、将来的に増加させる予定です。

取引BOT:

Phoenix バージョンでは、マーケット・メーカーBOT（Vortex）とアービトラージBOTをユーザーに提供する予定です。これらの製品は誰でも使うことができます。Vortex を使えば、受動的な収入を得られるだけでなく、DEX に流動性を提供することもできます。

フェニックスから他のバージョンは出てこないのですか？

2022年の最終リリースは Phoenix バージョンになります。同じバージョンで何度かアップデートが可能です。しかし、大きなバージョンの変更については2023年になる予定です。次のリリースでは、ハブ（HUB）の複製、分散化の促進、ユーザーインターフェイスとユーザーエクスペリエンスの改善、セキュリティとプライバシーなどが予定されています。Phoenix バージョンのリリースは終わりではなく、始まりなのです。このリリースで、Hydranet DEX は新たな地平を目指し、より強い旅を続けていくことでしょう。