ハイドラネット・デックス・アトラス・エディション

Hydranet DEX は2022年に3つの重要な段階を迎えます。第一段階は、Lazarus(ラザロ)のリリースです。Lazarus バージョンに対応したテストネット環境が整えられ、重大なバグが修正されました。一方では、リブランディングが開始されました。Arbitrum(アービトラム)ネットワークに切り替え、HDXトークンを作成。ブランディングが終了し、Atlas バージョンへの準備が整いました。

さて、アトラスではどうなるのでしょうか?何が待っているのでしょうか?

1- Atlas バージョンはメインネットに移行する前の最後のテストネット・バージョンです。その主な目的は、サービスの安定的な運用です。例外的なエラーを検知して修正する必要があります。それがテストネットの目的です。テストのために実際の資金を使う必要はありません。 その代わり、実物資産と全く同じ働きをするテストファンドを使用します。そのため、テスト中にお金を使うことはありません。なおまた、「Hydranet DEXの実力を見てみたい」というユーザーは、DEXをダウンロードし、無料資金で思う存分利用することができます。Lazarus バージョンでもこの機会がありましたが、Atlas バージョンでも無料資金を使えるようにする予定です。

2- Atlas バージョンにおける2つ目の重要課題は、Arbitrum ネットワークを DEX に統合することです。統合は無事完了しました。HDX/AETH のペアで簡単に取引できるようになりました。将来的には、Arbitrum ネットワーク上のあらゆる資産を、他のチェーン上のペアと取引できるようになるかもしれません。テストチームは最終テストを行っています。

3- シンプル・スワップは、Hydranet DEX の重要な機能の1つです。取引ペアを選択することにより、迅速かつ簡単に取引することができます。この間、チャンネルを作ったり、借りたりする必要はありません。また、オーダーブックも使用しません。シンプル・スワップはスムーズに働く機能です。Atlas バージョンでは、この機能を完全に安定させることを目標としています。

4- Vortex(ボルテックス)は、Hydranet DEX が無料で提供しているトレーディングボットです。受動的な収入を得たい人は誰でもこの機能を利用することができます。Vortex はオーダーブックに流動性を提供します。Vortex は完成された機能であり、Atlas のリリースで安定化させる予定です。

5- 公開APIの実装が予定されています。このAPIを使えば、どんな開発者でもHydranet DEX に接続し、独自のボットを開発することができます。

6- ユーザー・インターフェース - DEX をより使いやすくするためのユーザー・エクスペリエンスの改善が予定されています。これらの改善の一部は、Atlas バージョンで行われる予定です。ユーザー・エクスペリエンスは短期的な問題ではなく、常に改善が必要なテーマです。Hydranet DEX のユーザーは、今後の各リリースでこの点に関するいくつかの改良に出会うことになるでしょう。

すぐにでもメインネットに切り替えればいいのでは?

最も大きな理由は、テストプロセスを簡略化するためです。Atlas バージョンのテストチームも、DEX を知りたいユーザーも、無料の資金で簡単に試す事ができます。そうでなければ、ユーザーは何十万円分もの本物の資金を使わなければなりません。

第二の理由は、起こりうる問題からユーザーを保護するためです。テスト段階では、誰も取引手数料を支払ったり、資金をリスクにさらすべきではありません。この点については、倫理的な原則に従うべきです。性急な態度は、望ましくなく予期せぬ結果につながる可能性があります。Hydranet チームはこの点に関して敏感なポリシーを持っています。

では、次に待っているのは何でしょうか?

テストネットでの作業は、Atlas バージョンで終了します。Phoenix(フェニックス)バージョンでは、実際の資金を使用することができるようになります。Hydranet は現在、予定通りの機能に非常に近づいています。Phoenix バージョンに関する記事を確認することで、次のバージョンに関する情報を得ることができます。